まず、保護した動物が誰かに飼われている子ではないか、誰か探していないかをきちんと確認してください。
保護した近辺の動物保護センター(保健所)と管轄の警察に連絡をしてみましょう。
おおよその推定年齢、性別、種類、首輪などの特徴を伝えて、迷子のお知らせが出ていないか確認です。
そのあと、警察などの指示に従って、もし届けが出ておらず、飼い主さんを探す事になった場合は写真を撮ります。
その写真や発見時の状態や日付などを記載して、ポスターを作り、最寄りの店などの掲示板に貼らせてもらったりします。
動物病院なども、犬や猫好きの人が来るので、情報が集まるかもしれませんからね。
いろいろなところに聞いてみても、何の情報も集まらず、里親に出すことになったら、また新たに「里親さん募集」などのポスターを作ります。
実は最近では、動物虐待をする目的のためだけに里親に立候補する人もいるので、その辺りは注意が必要です。
ポイントとしては、
きちんと住所・名前・連絡先を聞いて、記録をとっておく
家族構成も把握する(子供が小さかったら、子供と一緒に飼える環境かどうか把握しないといけません)
避妊去勢はできればしてもらう(これ以上不幸になる子が増えないため)
里親さん候補のおうちまで、お届けすること
実は、私が特に大切にしているのは、この最後の里親さんの家までお届けに行くということです。
先ほども書いたように、里親詐欺なんてのも最近では多々みうけられます。
そのため、本当にその方の住環境が「動物を飼うのに適しているのか」を、その目でみてから渡す必要があるのです。
「せっかくもらってあげようとしているのに、失礼ではないか?」
などと言われて怒られる事もたまにあります。
けれど、「里親候補の人に悪いから・・・」では、動物を本当の意味で救う事は難しいでしょう。
一番に考えるべきは、「保護して里子に出る動物さんのこれからの幸せ」なのですから。
以上のような事柄に気をつけて、里親さんに貰っていただくのが、私のルールです。
みなさんが、せっかく保護した子たちが、残酷な動物虐待目的の里親詐欺に出会うことのないよう、この記事を書きました。
何かのお役にたてたら幸いです。
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『動物を里親に出す際の注意点』(保護動物を里親に出す際の注意点です)
by B.C.(CW)
[鈴木社長のコメント]
里親候補さんが何と言ったとしても、身分・住所・連絡先を確認して、その情報を記録に残しておきましょう。顔写真など写真もとった方がいいと思います。疑うのかとか水臭いとかその手の話が出たり空気が悪くなったとしても、今回のケースの信ぴょう性の問題ではなく、皆がこれをやることで、動物虐待を防ぐことができるという旨を説明してわかってもらいましょう。例えわかってもらえなくても実践しましょう。そんなことをするなら引き取らないと言われても折れては駄目です。そんなことで引き取らなくなる人は里親の資格がない人なのです。
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