2018年03月23日

日本の保健所(動物愛護センター)で行われる殺処分を減らしたい

数年前、家に届いた夕刊を読んでいましたら、毎夕だけ「読者のおたよりコーナー」のようなものがあるのですが、そこに以下のような投稿があるのを見つけました。

【昨日の朝、迷っている犬を見つけました。警察に連絡して、保健所にいると思うので、飼い主さんがこれを見ているなら、迎えにいってあげてください】

ざっくりというと、こんな内容でした。

そこには、大体の犬の種類や推定年齢、首輪の特徴なども記載されていて、首輪がついているという事は、迷い犬なんじゃないか、私は思いました。

どうしても、その投稿が気になりました。

というのも、ご存知の方もおられると思いますが、保健所に入ってしまった犬猫は、地域にもよりますが、早いと3日くらい、長くても1週間くらいしか、そこで生きられません。

その期日内に飼い主が現れず、かつ、里親などを見つける対象にならないコは、殺処分されることが多いんです。

私がその新聞を読んだ前の日に保健所に入ってしまったということは、長くても、あと5日くらいの間に飼い主が現れなければ、殺処分の対象になる可能性が非常に高いということです。

地域の新聞紙でしたので、多分私の家から一番近い保健所に入ってしまったのだろう。
飼い主は無事に現れたのだろうか。
元気にしているのだろうか。

色々気になりだしたら、キリがありません。。

いてもたってもいられなくなり、新聞社に電話をし、もし万が一飼い主が現れないようなら、私が一旦引き取って、里親さんを探してあげたい旨を伝えました。

新聞社の担当の方も動物好きだったので、そういう理由ならば、と特別に、その犬がどこの保健所に入ったのか等を教えてくださいました。

私の勘通り、やはりその犬は私の家の直ぐ近くにある動物愛護センター(保健所)に入っていました。

車で10分くらいの場所なので、そのまた次の日に、直接行きました。

結論から言いますと、その犬は、飼い主が現れないまま、殺処分されました。

「飼い主が現れない場合、期限がきたら私が引きとって、飼い主を探してあげたい」
そう伝えたのですが、かたくなに、
「飼い主以外の人に、動物をお渡しすることは規則上できません。」
と言われるばかり。

「じゃあ、あの犬は、飼い主が出てこなかったら、私のように引き取るという人が現れても、殺されるってことですか!?」
私は声を荒げました。

「そうなりますね」
そう、冷たく答えられました。

その次の日も、その次の日も、期限の日まで、通い続けました。

新聞で見ただけだけど。
会ってもないけど。
でも、救えるなら、これも何かの縁、救ってあげたい。

でも、結局・・・

「規則ですので、できません」

この一言だけで、顔も見ることのなかったそのコは、無駄に殺されていきました。

悔しかったです。
すごく悔しかったです。

救える命だったのに。

動物愛護センターの職員さんを責めても仕方ありません。
あの人たちだって好きでやってるわけではないので。

でも、それなら、もっと人道的な方法はなかったの?
って今でも思います。

救える命があるなら、救う方向にもっていけるように、そのあたりを改善して欲しいと思います。

--

『保健所での殺処分を減らしたい!』(犬猫等の殺処分を減らしたいという記事)
by B.C.(CW)

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